アルバイトの有給休暇 取得方法!有給を勝ち取る為の戦い方

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店員Kです!

皆様は知っていますか?
パート・アルバイトにも条件を満たせば、ちゃんと有給休暇が出ることをー。

しかし、多くの会社はアルバイトに有給休暇を与えず、
”騙して”働かせています。

今回の記事では、そんなアルバイトの有給休暇について語ります。

有給が出る基準、
そしてアルバイトの有給休暇を勝ち取るための方法を
解説していきます。

勿論、アルバイトになんて有給は出さない!という会社から
有給を勝ち取るのはかなり難しいことです。

しかし、あるタイミングを狙えば、有給を勝ち取ることが
できる可能性が高いのです。

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アルバイトの有給休暇

アルバイトに有給なんて無い!と思っている方は間違えです。
人生の半分・・・とまでは言いませんが、人生損しています。

アルバイト・パートにもちゃんと有給休暇は発生します。
有給休暇がある、ないはバイト先の会社が
ちゃんとアルバイトさんに有給を渡しているか、
騙して有給を取らせないようにしているか、
のどちらかと言うわけです。

有給休暇が発生する条件

有給休暇はアルバイト・パートとして働き始めてから
半年が経過した時点で発生するようになっています。

以降は1年ごとに働いた日数や時間に応じて
有給休暇が発生していく仕組みです。

そして、使わないまま2年が経つと、有給休暇は
消滅してしまいます。

悠久に蓄えておくことはできないわけで・・・(汗

ちなみに、
全労働日数の8割以上出勤(出産・育児・労災・有給取得を除く)
という条件は一応あるので、それは覚えておいてくださいね。

サボりまくってたり、病欠しまくっていると、発生
しないこともあるのです。

有給休暇発生日数は勤務日数や時間によって異なるので
こちらのサイトで確認しておくことを
おススメします!

貴方のバイト先では…?

さて、あなたのバイト先では有給休暇は出ていますか?
数少ないながら、有給が貰えているバイト先もあるでしょう。。

しかし、大半のバイト先では有給休暇など貰えていないはずです。
それどころか、何の説明も無い!なんて事も多いのではないでしょうか?

しかしながら、上で記載した条件さえ満たしていれば有給休暇は
誰にでも発生しています。

なので、たとえ、有給が出ないようなバイト先であっても、
本来あなたには有給休暇が発生している!ということですね。

会社にいいようにされたまま泣き寝入りするのは
とても損ですよ!

有給休暇を貰う方法!

それでは有給休暇を貰う方法を書いていきましょう。

・・・とは言え、もともと有給を出さないような会社から
アルバイトの立場で有給を勝ち取る!というのは
相当困難な事です。

気苦労するかもしれませんし、周囲からの嫌がらせ、
そして場合によっては不当に解雇される可能性だって
あります。

では、どうすれば良いのか…

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在籍中に有給休暇を貰う!

個人的には有給を出さない会社から有給を勝ち取るには、
「在籍中」ではなく「退職時」をおすすめします。

何故なら、
バイトとして働いている期間中に
有給休暇を出さない会社から有給休暇を取得する、、
これはかなり難しいことです。。

と、いうより安全に取得する方法は無いでしょう…。

本来貰えるはずのものを貰えない、、というのは大変
腹立たしいことではありますが、それが現実です。

まず、そのバイト先の店長などが本社と対立するのを
嫌がり、有給取得をさせない雰囲気を出す可能性があります。

また、あなたに有給を出す、ということは会社側からすれば、
他のアルバイトスタッフさん全員に有給を出さなければ
示しがつきません
(本来、出さなきゃいけないものなのですけどね)

なので、余計に有給を出してやる!という話にならない!
というのが現実問題としてあります。

どうしても在籍期間中に有給休暇を勝ち取りたいのであれば、
周囲からの嫌がらせがある可能性、
そして場合によってはアルバイトを失う可能性も覚悟して、
行動に出なければなりません。

おかしな世の中だ…(汗

強引に勝ち取るのであれば…

在籍中に有給休暇がどうしても手に入れたいのであれば、
労働基準監督所など、公の機関の力を借りるしかありません。

貴方一人の力ではどうにもならない、というのが現実でしょう。

小さい会社や個人事業の場合は、直接責任者とお話しすれば
何とななるかもしれませんが、
大きい会社であればあるほど、一人で立ち向かうには
手ごわい相手です。

そこで、労働基準監督所などの力を借りるわけです。

そうすれば、多くの場合、
有給休暇を勝ち取ることが出来る可能性が高いです。

しかしながら、、そこで終わりです。
最悪、不当に解雇される可能性もありますし、
そうでなかったとしても、バイト先にとても居難い状態に
なってしまうハズです。。

貰えるはずのモノを貰って何が悪い!
と、私は言いたいですが…
そういう世の中みたいです。

退職時に有給分のお金を貰う!

↑のように在籍中に有給休暇を勝ち取ることは非常に難しいのが現実です。
ならば、発想を変えましょう。

退職時に「有給消化」をしてやるのです。

有給を使えないまま退職?ふざけるな!!ってことです。

私の前の勤務先は、有給休暇が出ませんでした。
アルバイトスタッフの皆様はもちろん、契約社員だった私自身も。
私の旧勤務先は閉店というカタチで幕を閉じたのですが、
その際にこの「有給消化」方法で、全ての有給分を口座に振り込ませました。

私の分も、
もちろんアルバイトスタッフさん全員の分もです。

会社は悲鳴を上げていましたがそんなことは関係ありません。
バイトに有給は出るのです。
今まで払ってなかった方が悪い。
容赦なく攻め立て、有給を勝ち取りました(笑

退職時であれば、
解雇を恐れる必要などありませんし、
有給を勝ち取ったあとのことを心配する必要はありません。

何故なら、あなたはもうそのバイト先を去るのですから。。

では、退職時に有給消化する方法を書いていきましょう。

経理の担当に連絡する

まずはここからスタートです。黙っていたら、有給はそのまま消滅し、
そのまま退職です。

それでは絶対に損です!
必ず有給を勝ち取ってやめるべきです。

最初に、どこの部署(もしくは誰)が給料計算や経理を担当しているかを
確認しましょう。
大きな会社であれば「経理部」などが、
小さな事業であればそこの店長や責任者がやっている可能性が高いです。

担当者が誰だか分ったら、
連絡しましょう。
連絡は記録に残すため、電話ではなくメールを用いるのがベストです。

電話だと「聞いていない」「言われていない」と言われてしまう
可能性がある為です。

↓のようなメールを送ると良いですね

「○月にバイトを退職することになりました○○と申します。
 今回、退職するにあたって、
 残りの有給休暇を全て消化したいと考えております。

 有給休暇取得の可否(不可能な場合はその理由と担当者名を明記ください)
 と取得可能日数、取得の方法等のご連絡をお願いいたします。

 なお、返答は電話ではなく、文章でお願いいたします」

こんな感じで良いでしょう。

その現場の店長などを通して送ってもらっても良いですし、
店長が非協力的であれば、自分で勝手に送ってしまってもOKです

(私の場合は、店長だった私が全員分を要求するメールを
送りました。文章は↑とほぼ同じです)

で、上のメールのポイントですが、
会社側の逃げ場を潰していくことが大切です。

ポイントは
・有給取得不可能な場合の理由説明と担当者名を要求
(それを元に労基に行かれる、、という圧力をかける効果があります)

・返信をメールで要求
これは、記録に残すためです。電話だと「有給出す」と言われても
後から「言った記憶が無い」と言われる可能性があります。

この2つです。
これが何よりも大事ですね。。

相手のリアクションから、今後を考える

上のようなメールを送れば、相手から何らかの
リアクションがあるはずです。
それに応じて、こちらも次の対策を講じなくてはなりません。

では、相手のリアクションとして考えられるのは何か?

①支払う
すんなりと有給を支払う、と言ってくる場合。
これで済むならラッキーです。
貴方は今まで貰えなかっうた有給分のお金も一緒に
貰う事ができますよ!

②断ってくる
何らかの理由をつけて「支払できない」と言ってくる場合。
これは次の一手を講じる必要があります。
詳しくは下記で。

③圧力をかけてくる
「うちも今、苦しいんだよ」みたいな圧力をかけてくるパターン。
高圧的に力で抑え込もうとしてくる場合と、
「苦しくて…」みたいな情に訴えかけてくるパターンが
考えられます。
どうせ退職するのですから、圧力など気にする必要はないですし、
情に負けてはいけません。
この場合も、容赦なく、次の一手を講じます。下記ご覧ください。

④反応なし
これが結構厄介です。私の場合、最初はコレでした。
時間を稼げばヤツは退職するから、、 そう思われているのでしょう。
この場合も次の一手に進む必要がありますね。

次の一手…!

上の反応で②、③、④だった場合は追加で揺さぶりをかける必要があります。

②、③の場合は、下記のようなメールを送ると効果的です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お疲れ様です。
有給の件ですが、有給は出ないということでお間違えないでしょうか?

バイトとして働いて愛着がある職場ですので、
できれば穏便に終わらせたいと考えておりましたが、
有給が支払われないということであれば、大変申し訳ありませんが、
公共機関にて相談させて頂きます。

今後の対応は後日ご連絡致しますのでよろしくお願いします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

みたいな内容ですね。

この時点で折れる可能性が高いです。

と、いうのも会社側からすれば、バイト一人の有給を渋ったことで
労基に訴え出られでもしたらたまったものではないからです。

ここで本部側が折れて有給を払えばよし、
払わなければ労基に行くまでです
(ただ、労基に行くのは面倒なので、できればその前に
 決着をつけたいところです)

大方、ここまでで決着はつくと思いますが…。

労基に行く場合は、働いた記録、
本部からの「文章」
(有給が支払えない理由が書かれたもの)などを持ち込むと効果的です。

また、本部や店長が圧力をかけてきた場合は
少し費用がかかりますが、ボイスレコーダーなどを用意して、
それを録音しておくと、労基に行く際などに効果的です。

ちなみに、④の場合は
下記のようなメールを…

先日、お問い合わせしました有給休暇の件ですが、
お返事を頂けておりません。

お忙しい中申し訳ありませんが、
○日までに(2~3日あければ良いと思います)返信を頂けますでしょうか?

返信が無い場合は、相応の対応をさせて頂きます。
宜しくお願いします。

これで良いかと。
店員Kの場合は、これで慌てて返事がきました。

上記のメールで、
50パーセント以上の確率で向こうが折れて有給分の支払いを
してもらえると思いますが、
そうでない場合は、もう労基に行くしかありません
面倒ですけどね…

ただ、私の会社もなかなか頑なでしたが、
上のメールで折れたので、労基を匂わせれば大抵の場合は
折れるでしょう。

退職前なので、こちらは怖いものはありませんしね!
どんどん攻めて、本来自分が手に入れるべきだった
有給はしっかりと勝ち取りましょう!

会社に得をさせてはなりません!

支払われるまで

有給消化、というカタチにした場合、退職日まで休める、、というカタチにはならず
有給分も最後の給料と合わせてまとめて振り込まれる!というパターンに
なる可能性が高いですね。

私の場合はそうでした。

有給申請書類を記入して、本社に提出、
そこから本社が社労士に依頼して、勤務実績から、有給の残り日数を計算、
1週間程度で返事が来て、それを私が確認して承諾、
私を含め、全員分の有給休暇分が閉店時に振り込まれたカタチです。

いずれにせよ、少し時間がかかるので、
貴方がバイト先を辞める!と決めたらただちに動きだすのがベストです。

円満に退職する場合でも、必ず有給について問い合わせて、
勝ち取るべきです。
会社に得をさせてはいけません。

まとめ

有給を出さないバイト先から有給を勝ち取る方法、
それは…

・自分がバイトを辞めるタイミングで動き出す
・やり取りは「口頭」ではなく「文章」で(記録に残す)
・情に惑わされない 圧力に屈しない
・相手の逃げ場をなくしていく

ということですね。

できれば現場の店長なども味方につけられればより
可能性は上がりますが、
まだそのバイト先に残る人たちを味方につけるのは
なかなか難しいかもしれません。。

最後にもう一度。
「アルバイト・パートでも有給休暇は出ます」

会社に得をさせてはいけません。
当然の権利を当然のように受け取る。

そのまま泣き寝入りすることなく、
必ず有給を勝ち取って、颯爽とバイト先を去りましょう!

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