店長になって良かったこと・悪かったこと!店長経験者の話…。

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店員Kです!

店員Kは2014年に雇われ店長となって、
2016年の9月に会社都合の閉店となるまで、
店長を続けていました。

店長をやっていた約2年半、色々なことがありました。
今回は店長になって良かったこと・そして悪かったことを
ご紹介していこうと思います!

良かったこともありましたし、、
悪かったこともありました…

まぁ、、悪かったことの方が多いですけどね(笑)

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店長になって良かったと思うこと

まずは店長になって良かったと思うこと。
もちろん、これは0ではありませんでした。
私の会社の場合、ブラック企業だったので、悪い部分の方が多かった!
というのは紛れもない事実ではありますが、
それでも良かった点もちゃんとありましたよ^^
それをご紹介していきます。

①経験を積めた

私は自営業として独立する夢があったので、
その時に備えた色々な経験が出来たのは良かったことだと思います。
アルバイトスタッフさんとの接し方や、色々な業者さんとのやり取り、
お店の企画などを考えてバランス良く運営する能力(?)
そして、自分の休日と仕事のバランスをとり、
体調を崩さないように調整していくこと、などなど…
結構学ぶものは多かったと思います。

普通に生活しているだけじゃ、これらの経験はできませんし、
それらの経験を”無料”でできたのは大きなことだったと思います。
悪い言い方をすれば”もし失敗しても”私自身には影響がありませんでしたし
ある意味では”モルモット”としてそのお店を利用することもできたので、
やはり、得るモノは大きかったですね。

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②収入は少しだけ増えた…

収入は少しだけ増えました。時給⇒月給になったので。
ただし、その分拘束時間も相当長くなったので、
時給に換算すると実際には収入が減っていたかもしれません(笑)
ボーナスも1カ月分も出ませんが、一応少し出ていたので
ボーナスでプチ贅沢(?)なども出来たりして、その点も
良かったと感じる点の一つではあります。

③社会的なイメージ

親戚や知り合いなどと話している時に、やはり
「アルバイト」より「店長」の方が反応は良かった気がします。

私自身はアルバイトさんにもフリーターさんにも偏見は一切ないのですが
人によってはやっぱり”店長”の方が良い響きに聞こえることが多い
みたいですね。
社会的なイメージは少し上がった、そんな感じでした。

④ある程度自由に…

現場に自分の上司にあたる人間が居なくなるわけですから
ある程度の自由を手にすることはできます。
発注をどうするかや、店の展開をどうするか、などなど
自分で方針を決めることができるわけですね。

これを勘違いして暴走すればただの”暴君”ですが、
ちゃんとアルバイトスタッフさんたちと強調して
上手くやっていくことが出来れば良い店づくりが
出来ると思います。

これを利用して、色々と試してみるのも
良い事だとは思います。

店長になって悪かったと思うこと…

正直なところ、こちらの方が圧倒的に多いです。
悪くなった部分の方が圧倒的に…。
前の店長が「この会社はおすすめしない」だとか
「店長はなりたくなかったんだ」とかいろいろ言ってましたが
自分がなってみて初めてその意味が分かりました。

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①拘束時間が増えた

これは決定的ですね。
とにかく拘束時間が増えました^^
週5回は朝から晩まで。
家に帰って少しゆっくりして寝て、また明日朝から…
みたいな感じでしたね。

ただし、どんなに働いても、前に別の記事で書きましたが、
残業代など、決められた時間分までしか出ないのでどんどん
損をしていく感じでした。

正直、アルバイトのままこの時間働いた方が
高収入なのでは?と思うぐらい少ないものでした。

②本部との付き合い

アルバイト時代は基本、お店の本部とかかわることはないです。
しかし、店長になれば、上からの指示が次々と降りてきたりするわけです。
しかもこの本部、かなりデリカシーの無い本部で、無茶振りなども
結構してきましたし、
本部の上にいる親会社がまたブラックな会社だったので、
非常に疲れました。

店長になってみて、一番嫌だったのはここですかね。

数か月に一回開催される会議も鬱陶しいものでした。
特に内容も無い会議に出席させられて、罵倒されるだけでしたからね。

③プライベートは犠牲に…

プライベートはかなり犠牲になりましたね^^
拘束時間が増えるので当然と言えば当然ですが…。
私の場合、休みは意地でも週休2日にしていましたが
それでも急なスタッフの欠員などで出たことはありますし、
夜だけ店のカギを閉めに行ったりだとか、
休みの日でも電話がかかってきたりだとか、
色々とプライベートが犠牲になるようなことはありました。

店長をやっていても思ったことは
遠くに遊びに行ったり、旅行に行くのは”無理”だと言う事ですかね。
いつ呼出を喰らうかも分からないので。

④作業量が大幅に増えた!

これは店長になれば当然の事なのですが、
オーバーヒートレベルに作業量は増えました。
まぁ、私の場合は一人でやってしまうタイプだったから
かもしれませんが…。

色々な経験が出来るのはもちろん良い事なのですが、
かなり体力は消費します。
やることだらけで頭が混乱するようなこともありましたね。

忙しいのが嫌い!という人には店長は向いていないと
思いますよ^^

⑤売上数字と責任感

アルバイト時代とは違い、売上の数字に責任を持たなくては
いけなくなります。
勿論、良い経験ではありますが、
売上が低くなったりすれば、本部や上層部から人格を否定するような
発言をされることもあります。

私は本部の発言に興味が無いので(笑)全然大丈夫だったのですが
他の店長の一部は気に病んでいたりもしました。
相当きついことも言われるので、
ある程度精神的に強くないと、これまた厳しいと思います。

「そこまで言うか?」って言うようなことも
彼らは平気で言いますからね。。

⑥精神的負担の倍増

店長になると、かなり精神的な負担は増します。
ブラック企業であればあるほど尚更。
アルバイトスタッフさんの方にも気を使いますし
上層部や売上にも気を使います。

なので、プライベートでも多少、仕事の事を思い出して
しまったりと、精神的な自由時間が減ってしまう感じですね…。

うつ病になってしまう店長とかも居たみたいなので
やはりこの点においても精神的に強くしていかないと
店長は務まりません。

お客さんからのクレームとかもありますし…。
クレーム対応も基本的には店長が対応することになる
場合も多いですから、ここでも精神的ダメージを
受けることになります

⑦異動のリスク

アルバイト時代は基本的に異動させられることは無いと思いますが
(あっても近くでしょうし)
店長になると人事異動により遠くに飛ばされる可能性も出てきます。
かなり遠くに飛ばされた店長も知ってます。

私はとある交渉により異動は無い契約になっていましたが
一般的には店長になる=異動がある、というのがふつうなので
店長になるのであればこの点は覚悟しておかなくてはいけません!

まとめ

まぁ…こうやってみてみると悪いことの方が多いですね。
特に、収入面の増加などはほとんど期待できないので、
(収入は増えますが、仕事の時間が長すぎる!)
そういう面を期待するのであれば店長は止めた方が良いと思います!

色々な待遇を見てきましたが
雇われ店長なんて、一生やる仕事じゃないです。
年を取れば、かなり体の負担にもなるでしょうし、
本当にプライベートが犠牲になりますから、
プライベートを大事にしたい方や、家庭を作りたい方は
絶対に止めた方が良いと思いますよ!

本当に時間も無くなりますし、
プライベートは犠牲になりますから。

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