店員Kです!
私の旧勤務先は「子会社側」の立場の会社でした。
つまり、上に親会社が存在するということ。
買収された会社、ということですね。
私がアルバイトとしてそこに勤務し始める前に、
傘下に入れられてしまった会社のようです。
しかし、子会社側の会社は苦労します。
何でも親会社の言いなり状態。
それが、たとえ的外れな指示であったとしても、です。
何があっても子会社側の立場の会社は親会社に従わなくては
ならず、苦しい状況に追いやられます。
子会社側の上層部も常に親会社にはヘコヘコ。
いくら現場が反対意見を上げたとしても、
子会社側上層部は何も対応してくれません。
今日は親会社からの無茶振りの数々を見ていきましょう。
子会社は親会社の言いなり
残念ながら、これが現実です。
吸収された側の会社である以上、もはや何も言えない、というのが
現実的なところです。
私のような末端店長が何を言っても上層部は動きませんし、
ただ上にヘコヘコするだけです。
昨日まで「〇〇だぞ!」と言っていたものが、
その夜に親会社に指摘されると
「△△だった」みたいなノリです
もはや”自分で考える”ことが出来なくなってしまう。
悲しいことにそれが子会社側の立場ですね。
最近、サークルKサンクス(コンビニ)もファミリーマートに
次々と変わっています。
私の通勤中のサンクスもファミリーマートに変わりました。
これも親サイドの意向なのでしょう。
ファミマに変えられるサンクスのオーナーは、
イヤだと感じている方が多いと思いますよ。。
親会社からの無茶振り
そして、子会社側の会社は立場が弱いので、親会社からの無茶振りにも
耐えていかなくてはなりません。
どんなにとんでもない無茶振りだったとしても、です。
では、無茶振りの数々、各店長の反応、結末などを合わせてみていきましょう。
①パソコン修理の実施
まずはコレですね…
私の旧勤務先はゲーム屋でした。
しかし、親会社はパソコンショップ。
そして親会社のトップは言いました
「パソコンの修理受付を各店舗ではじめる」
へ…本気か?
そう思いつつも事態を静観していたところ、どうやら本気の模様。
パソコン修理研修などという意味のない研修まで実施されました。
しかし皆様どうですか?
ゲームショップにパソコン修理を依頼するなんて不安じゃないですか?
そして、案の定 危ないシステム…(笑)
旧勤務先には、パソコン修理が出来る人間など一人もいませんでした。
では、どうやって修理するつもりだったのか…
答えはとても恐ろしいモノです。
なんと、修理依頼があったら店舗スタッフがすぐに、
親会社に連絡、親会社からスタッフが派遣される、的なシステムでした。。
恐ろしいですね。
実際には機能していないようなモノです。
しかも、数々の契約コースみたいなのも親会社の意向で用意。
しかし結果は、、
ほとんど実績なし(笑)
当たり前ですね。
ゲーム屋でパソコン修理をやろう、なんて方が間違っています。
ですが、親会社の上層部は”なかったこと”にし、
何の責任も取りませんでした。。
②謎の費用上乗せ
それまで、子会社側(店員Kの勤務先)でやっていた経理作業が、
親会社の経理部に移りました。
それからは不思議なことに次々と月々の支出費用が増やされていきました。
本社管理費、在庫処分なんちゃらかんちゃら…。
本部は、本当はこのやり方が正しい、と私たちに説明していましたが
「なぜ」「具体的にどのような」費用が増えたのかの説明が一切なく、
私は親会社側に搾り取られているのでは?と考えていました…。
旧勤務先の店舗が閉店したのはコレが原因…。
最初は、ずっと黒字だったのですが
どんどん費用を増やされて赤字転落。
本社管理費が、家賃と同じぐらいですからね!
維持しろって方が無理なのです
③過度な人材の引き抜き
人材の引き抜きも深刻でした。
店舗の本部(子会社側の本部)には、
最初は結構な人数人が居たのですがどんどん親会社側の部署に
引き抜かれていき、
私の店舗が閉店する直前で4人に。
そしてさらに一人引き抜かれたので3人に。
もはや、お店の本部として機能しないレベルの人数に
なっていました(汗
そして、私が辞めた後にさらに1人減って
今は2人になっているという噂。
人材とノウハウだけ吸収して、
私の旧勤務先だったお店は全部潰したいのだと思います。
④報告事項など…
無茶な報告の強要なども増えました。
別記事で書いた毎朝の無駄なネットミーティングも、
親会社の意向があったとの噂もあります。
そして、本部社員には毎日のように報告が求められていたようで
これも大変だったみたいですね。
休日でもお構いなしに電話がかかってきていたとか…。
また、親会社のパソコンショップ内に
私の勤務先の店舗(子会社の立場の店舗)が
入っていました
(デパートのなかの本屋ポジション)
が、これも酷かったみたいですね。
アルバイト一人でお店をやらせたり
(バイトが責任者扱い)
親会社の店舗側の仕事に何故か駆り出されたり…
もはや、そこに店舗があるのが意味のないレベルなぐらいに
色々と押し付けられていたようです。
相当ひどい状態。。
そして、親会社のトップが度々視察しては
「やり直し」命令が出て、
深夜までお店にスタッフが残ったり、
子会社側本部社員が、遠くの店舗にまで行って
調整作業を手伝うことになったり、、
とにかく大変だったようです。
⑤親会社の宣伝扱い
子会社側店舗は親会社の宣伝用としても利用されます。
例えば、サンクス(今残っている店舗)は
店内ではファミマの商品を売っています。
ファミマブランドを宣伝する効果もあるのでしょう。
そして、私の勤務先では、全く店舗とは関係の無い
親会社の求人広告を貼るように(しかも複数)指示が
出たり、親会社が用意したパソコンサポートゼッケンみたいのが
送られてきたり、親会社の感謝祭のバッジが送られてきたり、
お客様からすれば完全にミスマッチ内容なものばかりが
送られてきていました。
宣伝扱いにするのも良いのですが
店への悪影響が出るモノはちょっと…
⑥ウイルスセキュリティ…
これも謎ですね。パソコンのウイルスセキュリティソフトをお店で売れと
指示がありました。ノルマ制。
一部店長は自腹で買っていたみたいですが…
こんなん、ゲーム屋ではどんなにアピールしたって売れないんです。
「ゲーム屋に置いてあるウイルスセキュリティソフト」なんて
買いますか?買いませんよね…。
つまりそういうことです。
少なくとも私はゲーム屋では買わないでしょう…。
しかし、会社はそれを無視し、次々とウイルスセキュリティソフトを
発送。おかげで自腹店長が増えたのですよ^^
親会社の在り方…
勿論、親会社が傘下の会社を導いていくのは良い事だと思います。
吸収された側の会社は、単体ではどうにかすることができなかった!という
ことですからね…
ただ、自分の会社の価値観を押し付けるばかりで、意見も聞かず、
次々と失敗な方策を押し付けているようでは、
親会社としては微妙です。
親会社自体では成功しても、子会社の運営する店の雰囲気には合わないことも
多々ありますし、そもそも業種が違います。
結果、私の旧勤務先はスタッフ全体のモチベーションが
既に下がっているような状態でした。
当たり前です。
何をしても認められず、ミスマッチなものに時間をかけさせられ、
それで罵倒されるのですから…
恐らく時間の問題で、私の旧勤務先の生き残り店舗も…。。。
まとめ
業種が違う会社が親会社になった場合、もう未来は無いと思って
間違えないでしょう。
店員Kの旧勤務先は親会社と上手く連携が取れなかったのが
崩壊の最大の要因だと思っています。
まぁ、親会社サイドが歩み寄る気配が一切なく、
見下した感じだったのがそもそもいけないと思いますが…。
子会社にされた会社は、その時点でもう詰みなのかもしれません。。
(ゲームメーカーのハドソンさんもそうでしたね)