店長は何で休まないの?バイト先の休まない店長、その理由は?

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店員Kです!

皆様のバイト先の店長はちゃんと休んでいますか?
中には朝から晩までずっとお店に居て、
いつ帰っているんだ?みたいな感じの店長も居るのではないでしょうか?

月曜日から日曜日まで、ずっと居るし、帰ったり
休みの日を見たことがない。
そんな方も居るのではないでしょうか?

これはどうしてなのか?
気になったことはありませんか??

今回の記事では元店長の店員Kが
”店長は何故休まないのか?”について
書いていきます!

事情はそれぞれあると思いますが
まず第1に”休める空気ではない”というところですかね・・・。

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休まない店長

休まない店長。雇われ店長には特に多いです。
私のアルバイト時代の店長の一人も休まない店長で、
1年間1日も休まず、朝から晩まで居たことがありました。
逆にこちらが引け目を感じてしまいますし、できればある程度
休んでくださったほうが、こちらとしてもラクなので、
(休まないことにより機嫌が悪くなったりする)
その方が良いのですが、
自分が店長になってみて、
”人によっては難しいだろうな”と思うこともありました。
店長が休まない(休めない?)理由は一体何なのか。
これから順番にお話していきますよ^^

店長が休まない理由

店長が休まないのには理由があります。

上からの圧力だったり、お店上の都合だったり、
はたまた自分の都合だったり色々とありますが、
他の店長から実際に聞いた話、そして私自身の経験から
店長が休まない理由をお話していきます。

①仕事量の問題

まず第1に、仕事量の問題。
雇われ店長の場合、特に仕事量が多く、会社の本部から
求められる仕事も膨大な量になります。
勿論、アルバイトさんにある程度お任せすることもできます。
ですが、店長にしか出来ない仕事があるのも事実。
それらをこなさずに休めば上から何か言われてしまいます。
なので、仕事が終わっていないと休めなかったり、
持ち帰って仕事をすることになったり…。

私の場合は、意地になって、相当な速度で
作業を片付けたので休んでいましたが
あの量の作業があるとなると、休めないなぁ…というのも
納得でした。。結構作業が多かったりするのですよね…

②人員の問題

第2に、人員の問題。
今の世の中、どこのお店も必要最低限の人員でお店を
まわしているところも多いのです。
そのため、休もうと思ってもアルバイトスタッフさんの
人数が足りなかったりして、休むことができない。
そういうケースもあります。

私のアルバイト時代の店長の一人は、最初そんな感じでした。

また、自分が休むとなると
店の戸締りなども任せないといけませんから、
バイトリーダー的ポジションの人間を育て上げなくてはなりません。

なら社員やアルバイトを増やせばよいのでは?と思う方も
いらっしゃるとは思いますが、残念ながらそれもなかなか難しい…
何故なら上が「人件費を減らせ 人件費を減らせ」とうるさいから…

「お前が出ればすむ話だろう」
そんな風に言われる世界が雇われ店長ですね。
なので、なかなか休むのが難しい一面もあります。

③上からの圧力

第3の理由は上からの圧力。
「今この時期に休むなんてありえない」だとか、
「明日は全員出るよな」だとか、
そういう圧力が本部からかかります。
これにより「今日は休まないほうがいいな」と、
休まずに出勤する店長も。

また、暗黙の了解のように”来ている”扱いにされたりだとか
休んでいると、
「よく休むね~」とか嫌味を言われたりだとか
「俺の時は必死にやったけどな~」だとかそういうことも
言われたりします。
とにかく、心から落ち着いて休むことができない…。

なので、メンタルが強くないと休めない、というのは
あるかと思います。

④店長自身の都合

私のアルバイト時代の店長の一人がそうだったのですが、
”お店に来ないと体調が悪くなる”と言っていました。
仕事をしていない自分が、分からなくなってしまう、、
そんな感じでしょうか。

上で挙げたような理由で休まずにお店に来ているうちに
次第に仕事一筋になってしまい、
仕事以外のことは考えられなくなってしまう、という
ことですね…
こうなってしまうと、個人的には人生何のために
生きているのか…
と悲しく思います。

自営業ならともかく(稼いだ分だけ自分のお金になるので)
会社に雇われた雇われ店長の場合、
会社に全てをささげる必要なんてないと思うのですけれど…

⑤人間不信

これでお店に来る人も居ます。
休日、自分が不在の間に、アルバイトスタッフさんがトラブルを
起こしたり、もしくはお客様から盛大なクレームが入ってしまったり…
そんな場合、責任が問われるのは”責任者”である店長です。

そんな背景もあるので、自分が店に居ないとどうなって
しまうか心配で仕方がなくなってしまい、
結局、店に行ってしまう…
こういう人も居るのです。

実際に他店の店長ですが
「バイトスタッフさんだけだと不安だなぁ」という
理由で、休みの日も出勤していた方を知っています。

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休まない場合の給料は?

私の勤務先の場合、休もうが、休むまいが、
給料は同じでした。
と、いうのも残業の”持ち時間”が決まっており
30時間以上残業しても残業代はもらえません。
しかも、30時間の残業など、普通に通りこすので、
実質上、休日出勤などをしても給料は全く増えないのです。

と、いうより休まないと労働基準にもひっかかるので
本来は休まなくてはいけません。
恐らく、休まずに働いている店長のほとんどは
”休み扱い”で出勤しています。
いわばボランティアですね。

休憩しなくても、給料は変わりませんし
休日に出勤しても、給料は変わらない。
毎日居るような店長はかなりの時間、サービス残業をしている、
それが現実なのです…。

なので、可能であれば休ませてあげたほうが
良いかとは思います

休まないことによる弊害

休まないことによって、当然、色々な支障が出てきます。
私の旧勤務先では休みがとれずに
倒れた店長(亡くなったりはしていません)が居たと
聞いていますし、
私のアルバイト時代の店長の一人は
休まないで働いているので、とても機嫌が悪い日が多く
(疲れている)大変でした。

その店長は家に帰宅してから、
晩御飯を食べている最中に寝落ちしたという仰天エピソードもあります。
相当疲れていたのでしょう。

下手をすると過労死などの危険もありますから、
店長といえど、休まなくてはいけないのです

どうやって休むのか?

店長の中には「どうすれば休めるんだよ・・・」と思う方も
いると思います。
私は、店長就任後から退職まで、ずっと週休2日で
やっており、成績も落とすことなく、仕事もちゃんと終わらせて
休んでいました。
一応、参考までにその方法を…。

・仕事を速攻で片付ける。
仕事はとにかく迅速で片付けます。
”いる間に全て片付ける”ってことですね。
私の場合、作業がかなり多かったので、とことん無駄を省いて
”休むためにとにかく片付けるんだ!”の意気込みで
作業をしていました

・人員確保
休むには人員確保は欠かせません。
バイトリーダー級を2人用意して、
後は私の休日予定曜日(火曜日と金曜日)に、
入れる人を中心的に雇い、その2日にバイトスタッフさんを
固めていました。
反対に自分の居る日にスタッフさんの人数を抑えて
本部の言う人件費もクリアしていました

・本部は無視
ある程度成績を上げていれば本部は文句は言いません。
嫌味や遠まわしの圧力はありましたが、それはスルー。
やることさえやっていれば良いのです。

こんな感じですね。
作業速度を早く+人を確保+本部はスルー
これしかないです。。

加えて、どうしても鍵を閉めるリーダー格が
出勤できない日は、閉店10分前ぐらいに店に行って
鍵を閉めて変える!ということはやってました。
そこまでしてでも、休もうという意気込みがなければ
店長はなかなか休めません。

まとめ

ほとんどの店長は好きで”休みなし”にしているわけでは
ありません。
休もうと思っても休めないのが現実なのです。
ですが、休まないと体に毒なので、店長の皆様は
必ず無理してでも、ちゃんと休んで欲しいと思います。

倒れてからでは、遅いのです。
人生、一生台無しになる可能性もあるのですから…

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