独立前に知っておきたい!自営業の得るものと失うモノとは?

この記事は約6分で読めます。

店員Kです!

今回は自営業の話題。

自営業を目指して独立すると、
得るものもあれば、失うモノもあります。

今回の記事では、実際に私が独立してみて、
実感した”得るもの”と”失うモノ”について書いていきたいと思います。

一見すると、夢も希望もお金も何もかも手に入りそうな
イメージかと思いますが、現実は違います。

店員Kが実際に体感した得るものと失うモノを書いていきますので、
これから独立される皆様は参考にしてみてください!

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得るものと失うモノ

今までの仕事を辞めて、独立する。
これは素晴らしいことだと思います。

ただ、以前の記事からずっと書いていることですが、その道のりは
かなり険しいものです。
そして、引き返すこともできません。
想像以上に、自営業は厳しいものなのです。

はたから見ると「楽そうでいいなぁ~」だとか、
俺も「自営業をやってみたい!」だとか、思うかもしれませんが、
そんなに簡単なモノではありません。

勿論、独立すれば得るものもあります。
しかしながら、それ以上に失うモノも多いのです。

今回の記事ではその得るものと失うモノについて
書いていきますよ~

自営業になって得るもの

当然、会社勤めを辞めて自営業を始めれば得るものも多くあります。
会社勤めでない故の利点!というものももちろんありますから…。
と、いうことでまずは自営業になって得るものから語って行きましょう。

①自由

これが一番のポイントでしょうか。自営業は自由です。
どんな風に事業を進めるかも自由ですし、
お店をやるか、事務所をやるか、どのぐらい働くか。
これも全て自由です。

会社員時代のように上から理不尽な指示をされることなく、
自分の思うがままに仕事を進めることができるのです。

また、大企業などでは、人間関係も難しいですよね。
そう言ったものからも解放され、
真の自由を手にすることができます!

②夢

これも大きいですね。自営業には”夢”があります。
会社員であれば、どんなに自分が活躍したところで、
進める場所は決まってますよね。

しかし、自営業は違います。
超がつくほどの大成功を収めればあなたの人生そのものを
変えてしまうことだってできるでしょう。

まぁ、、この大成功にたどり着ける人はほんの一握りです。
大抵の方は夢は夢のまま事業を終えることになります
(私もそうなるかもしれませんし…)

ただ、万一大成功すれば
富も名声も金も…
みたいな状況になることだって可能です

③肩書き

肩書きだけ(笑)は立派になります
仮に会社を設立すれば小さい会社であろうとも、あなたはもう「社長」なわけですし、
個人事業主で独立したとしても、あなたは「代表」だとか
そんな感じの名乗りをあげることができます
(店員Kは個人事業主なので代表)

まぁ、肩書きだけでどうこう、ってわけじゃないですけど、
最初はなんとなく優越感に浸れるかもしれませんよ!

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自営業になって失うモノ

最初は得るものより失うモノの方が多いです。
と、いうよりも事業を成功させない限り、失うモノだらけです。
最初は色々なモノを失うところからスタートして、だんだんと
それらを取り戻しつつ、新しいモノを得ていく。

自営業とはそんな感じのモノではないでしょうか。。

では、失うモノを見ていきましょう。

①人

会社員時代は嫌でも他の人とのかかわりがありましたよね?
その中には嫌な人も、気の合う人も居たはずです。
自営業になれば基本的にそれらは全て失います。

最初から大人数で自営業を始めることのできる人間なんて
ほんの一握りですから…

私も最初は違和感を感じました。
それまでは雇われ店長として、アルバイトスタッフさんなどと
雑談をすることもありましたし、仕事上の相談をすることも
ありました。

しかし、自営業ではそれが無くなります。
一人で営業していれば、
雑談することもありませんし(一人喋ってたら危険人物!笑)、
仕事の相談をする人も居ません。
五月蠅いことを言う上司も居ない。

最初はある意味で孤独感も感じました。
別に一人が苦手!ってタイプの人間ではないのですが、
それでも最初は少し孤独を感じましたね。
不思議なものです。

ただ、これはしばらく自営業として働いていくうちに
だんだんと薄れてくるとは思います。

孤独感は時が解決してくれる(笑)

ただ、孤独感を克服しても、仕事上の相談ができる人は
居なくなります。
全て自分で考えて、やっていく。。そういうことですね…。

②時間

これはやり方にもよりますし、もともと自分が働いていた会社にも
よるのですが・・・やはり時間も失う事が多いです。

一般的なレベルの会社勤めだったのであれば、
「会社員時代より自由時間が減った」と感じるかもしれません。

と、いうのも仕事が残ってしまったら、先延ばしには
できませんし、(他に誰もやってくれる人はいないので)
自営業を始めると、今度は自分の生死に直結するので、売上や利益のことも
今まで以上に考える時間が増えます。

この”考える時間”や”家に持ち帰って仕事をする時間”が
増えてしまいます。

雇われ店長時代、プライベートと仕事を完全に切り替える派だった
私も、自営業の利益や今後について考える時間が増えてしまったので、
どんな人でもこれは避けられない運命にあると思います。

売上などの推移が悪い間は休日でも生きた心地がしませんしね・・・。

なので、結局、儲からない限り
”本当に安らげる時間”は無くなって行くのです。。

③お金

減ります。減ります。面白いように減っていきます!
開業前は誰でもある程度お金を貯めてスタートすると思いますが、
まず開業準備の段階で大量のお金を消費します。

そしてそこからは毎月の支払各種を支払うことになります。

正直に言いましょう。
事業が軌道に乗るまではかなり厳しいです。

貯金もみるみる減っていきます。
精神的にそれに耐えられる心も必要ですよ!

貯金が無くなる前に事業を軌道に乗せられるか。
それが自営業の明暗を分ける道ですね・・・

④信用

自営業になると、社会的な信用を失います。
企業の平社員以下の信用です。
ある程度成功していれば、別かもしれませんが、基本的に「自営業」と言うと
「へぇ・・・」みたいな態度をされることが多いです。

クレジットカードを作るのも難しくなりますよ。

⑤安定

自営業は「安定」を失います。
会社員時代であれば、決められた給料が振り込まれましたが、
自営業は違います。
自分が成功するか 失敗するか。
それだけで自分の生活が左右されてしまいます。

今月60万利益があっても、
次の月には10万しか利益が出ないかもしれない・・・。

そういう世界です。
なので、常に「安定した収入」の上で生活することなど
できないのですよ。。

⑥全部・・・

もしも、事業に失敗すれば失うものは上で書いたものだけでは
ありません。
「全部」失います。
利益が確保できなくなり、倒産。

そうすれば金も人も時間もプライド(?)も、
何もかも失ってしまいます。

まとめ

自営業は得るものも多いですが、たくさんのモノを
失います。
簡単そうに思えるかもしれませんが、自営業は決して簡単な道などではなく。
大変な困難な道です。

自営業の得るもの、失うものをまとめてみると

①独立時に色々なモノを失う(お金・時間・安定・などなど)
②少しずつ失ったものを取り戻していく
③「成功」を収めてあらゆるモノを手に入れる

こんな感じですかね・・・。

大抵は2の段階で手詰まりになってしまう人が多いです。

最初に色々と失って、それから少しずつ失ったものを取り戻して、
最後には色々なモノを得る、、

自営業とはそんなモノだと思います。
どこまで進めるかは自分の実力と運しだいですね・・・。

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