開業届の提出!開業届出書の記入方法19箇所を解説

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店員Kです!

自営業(個人事業主)になるにはどうするかー?
パッと聞かれても分からないですよね?

答えは簡単です
「開業届を税務署に提出」する。

それだけです。

一度提出さえしてしまえば、
変な話 あなたが何もしていなかったとしても
「個人事業主」を名乗ることが出来るのです。

結構、この手続き、ざっくりとした大ざっぱなモノに
なっていて、
「出さなくても結局は税金払うことになるから大丈夫」というような
言葉も飛び交っていますが
(実際に税金さえ払えばペナルティもない)
変なところで突っ込まれてしまってもアレですし、
それほど難しいことではないので最初に提出してしまうことを
おすすめします。

と、いうことで今日はこの開業届の出し方、書類の書き方を
説明していきますね。

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書類の用意と基礎知識

まずは書類を書く前にどこに提出すれば良いか、などの
基礎知識を覚えておきましょう。

国税庁のこちらのページ
提出先の説明や、記入する書類が用意されています。

ここから印刷して、開業届の用紙に記入、
記入が終わったら税務署に持っていく、という形になりますね。

せっかくなので、書き方の前に
提出先などをここでも一応説明しておきましょう。

提出時期は?

「事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください」
あるので、例えば11月1日OPENであればそこから1か月以内に出せば良い、と
いうことです。
(ただし、オーバーしても提出は受付してもらえます)

また、開始前にも出すことはできます
私のお店は11月1日OPENでしたが、10月下旬に提出しに行きました。

開業してからだと結構忙しくなりますし、
休みの日はじっくり休みたいでしょうから
開業直前に出しに行ってしまうことをおすすめします!

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どこに出せば良いの?

管轄の税務署に提出します。
「自分の住所」と「お店などをやる住所」で管轄が違う場合は、
「両方の税務署」に提出しろ、などと書いてあるところもありますが、
基本的に「自分の住所地」を管轄している税務署に提出するだけで
OKだと思います。

管轄を調べるにはこちら

例えば東京都の立川に住んでいる場合は
「立川税務署」に出しに行く、という感じですね!

受付時間などは各税務署のページで確認しておきましょう!

開業届の書き方!

では開業届の書き方を説明しますね。

まず、国税庁のホームページから(上にリンク貼ってあります)
個人事業の開業・廃業等届出書をダウンロードして印刷しましょう。

こんな感じの書類です↓

色々書く場所があって「うわ~~~」って
感じかもしませんが、
頑張って書いていきましょうね。

ではまず上半分から。


分りやすいように数字をつけておきました。

それぞれの箇所の書き方について書いていきますよ。

1番のところには、
自分が行く税務署を書きます。
例えば立川税務署に行くのであれば空欄に「立川」と書けばOKです。

次に2番。
これは提出しに行く日ですね。
提出しに行った当日に書き足す感じでもOKですし、
行く日が決まってればその日を書いておいてもOKです。
受け取り拒否されることはまずないので、安心して書いて大丈夫ですよ。

3番。
自分の住所で提出する場合、住所地に○をつけて
住所を記入すればOKです。
もしも事業所の住所などで提出する場合は○をつける場所を変えましょう。

4番。
これは基本的に「事業所」の住所を3番に書いた場合などに
自宅の住所を書く場所です。
したがって、3番に自宅住所を書いている場合は空欄で構いません。

5番。
自分のフルネームです。フリガナと印鑑も忘れずに!
印鑑の押し忘れがよくあるそうなので・・・

6番。
生年月日です。言われるまでもないと思いますが…。

7番。
これはマイナンバーを記入する欄です。自分のマイナンバーを
確認してここに記入します。

8番。
職業欄。これから独立する!って場合は「自営業」とでも書いておけば
大丈夫です。

9番。
屋号です。自分のお店や事務所の名前を決めてここに書きましょう。
特に細かい決まりはありません
(流石に大手企業の名前をそのまま、とかはダメですけど)
屋号については後日詳しく解説します。
○○商事やなど単純なものでも良いですし、ちょっと飾った名前に
しても良いですよ。

10番は
新規開業でしたら「開業」に○をするだけでOKです。
もしも、事業を継いだ、などの場合はその下に住所をかくところが
ありますが、基本的に新規開業時は気にしなくてOKです。

11番。
他に不動産などを持っていて所得がある場合に使う欄です。
大抵の人には関係ないことかと。。
不動産等所得が無ければ何も書かなくてOKですよ。

ふぅ…疲れますよね。。
あと半分です。頑張りましょう!

では、残りの説明をしていきますね。

12番。
これは開業日を書けばOKです。
例えば28年11月1日にOPENしたなら
その日付を書く、それだけです。

13番、14番に関しては新しく独立して開業する際には
記入の必要はありませんのでそのままにしておきましょう。

続いて15番。
これも新規開業の自営業には関係ない項目なのでスルーでOKです

16番。
これは確定申告の方法を「青色申告」にする場合は「有」に○をつけて
一緒に青色申告承認申請書を提出しましょう。
これについては後日詳しく。。
白色申告でいいや、という場合や後から…という場合は「無」でOKです

17番。
これは基本的に「無」でOKです

18番。
ここには貴方がやろうとしている事業の内容を書きます。
例えば駄菓子屋なら「駄菓子・小物類の販売」と書けば良いですし、
マッサージ店なら「マッサージ等のサービスの提供」などとでも
書いておけばOKです。
難しく考えすぎる必要はなく、相手に「あ~こういう店なんだな」と
伝わればそれでOKですよ。

19番。
これは従業員を雇ったりする場合ですね。
一人でやる場合には関係ありませんが、
誰かとやる場合などには記入が必要ですよ。
書類の項目それぞれに記入していけばOKです。

・・・お疲れ様でした!
以上で記入は終了になります。

長かったですね…

記入が終わったら…

記入が終わったらあとは都合の良い日に税務署へ持っていき
提出すればOKです。

不備が無ければ受理は1、2分で終わります

「お願いします」→「はい、少々お待ちください」→「受取しました」
みたいな感じです(笑)

ちなみに、自分の控え用と提出用の2枚が必要なので、
予め2部書くか、コピーして用意しておきましょう。
私は1枚しか持っていかず、税務署内でもう1枚書く羽目に
なりましたから…(汗

なお、税務署に行く際に事前連絡などは必要ありません。
開いている時間であればいつでもOKです

手数料もかかりませんよ~

開業届が無事に受理されれば貴方も今日から
個人事業主です。
意外となるだけなら簡単になれちゃうものなのですよ。。

まとめ

書類を書いて税務署に持っていく、これで個人事業主になれる!
ということですね。

書類のチェックなどは全然厳しくないので
少し書き方が間違っていたりしても、その場で修正するなどして
すぐに受理してくれるので、
あまり緊張せず、リラックスして提出しに行けばOKですよ。

青色申告をしたい場合は一緒に青色申告申請書も出してしまいましょう。
これについては別記事で。

ちなみに都道府県にも事業開始等申告書を出せ!などとよく
書いてありますが、これは確定申告をすれば自動的にデータが回るそうなので
”税務署への開業届”これだけしておけば問題ないと思います。

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